弊社は昭和28年(1953年)に「大和汽船」として創立され、その後、幾たびかの商号変更を経て現在に至っています。おかげさまで、業容は徐々に拡大し、現在支配船腹は約30隻、年間輸送量も約6百万トンまでに成長いたしました。常にお客様が満足するサービスの提供を考えてまいりました結果、色々な船種にチャレンジすることになり、一般貨物船以外に、揚げ荷装置付き貨物船、RORO船、石炭灰船、LPG船、重油タンカーなど、多岐にわたる船舶を所有、又は運航しています。また、環境・安全につきましても、常に注意を払っており、昨年末には内航貨物船第一号となるLNG焚き貨物船が竣工いたしました。安全面におきましては地道な訪船活動や各船入渠時に実施する安全会議を通じて船陸一体となって安全運航に努めています。これらの活動を確実に円滑に行う人材、特に海技員、工務監督官の育成については力を入れています。南北、東西に細く弓なりに曲がっている日本の国土においては、輸送も長距離になりがちで、CO2排出を抑えながら、大量の物資を効率よく運ぶために、内航海運は日本経済にとって重要な社会インフラであると考えます。今後も内航輸送を通して社会貢献を果たしていく所存です。